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増築工事が始まりました

ただ今工事中

増築工事の依頼を頂きまして、現地調査、計画を経て

ようやく工事の着手となりました。

 

 

SWによる地盤調査を行い、地盤の地耐力のバラつきや耐力を

調査データーの隅々をみて確認。

地耐力にバラつきもなく、非常コンディションのよい地盤。l

 

地縄を打ち、実地に取り掛かる前の確認をします。

また増築で大切なのは既存部分と繋ぐ際の高低差確認です。

母屋の図面が残っていても、それらの仕様が記載されていることは

少なく、図面と現地を照らし合わせての調査となります。

 

その際はできるだけ意識共有しておいた方が施工精度がより

あがることは間違えないので、基礎業者立ち合いで確認を行います。

 

既存部分の基礎の詳細を調べて、あとは既存部に合わせて

床掘深度を確認ののち、実際の施工に取り掛かります。

 

土壌の防蟻処理を済まし、防湿シートを施工後に捨てコンクリートで

基礎土間床の準備工程を終え配筋となります。

 

今回の物件は確認申請を必要とする増築となるので

構造躯体の住宅瑕疵担保責任保険に加入します。

施工主の判断で、増築部は耐震等級3の強度で施工します。

軸組みの計算及び等級判定を行い、実際に建てられる建物が

耐震等級3を満足するように計画しています。

 

既存の母屋と接合するのですが、あくまで構造躯体は

接合しません。

構造を繋ぐと、既存部と新設部で揺れ方が変わり或いは

既存部の建物重量が大きい場合にはそちらに引っ張られ

思いもよらない揺れが発生します。

これは建物の重心と剛心が変わり大きく偏心してしまうからです。

 

ですので今回の増築はエキスパンションを設け、母屋と増築部を

構造で分けています。

内部の仕上げ材で繋ぐような形となります。

 

梅雨の時期ですが天気のいい日を見計らってコツコツ施工。

雨でのマージンを見ていたのですが、思ったほど雨は降らず

予定よりも余裕を持って基礎工程を終えました。

 

次回は棟上げとなります。