換気の種類には第1種から始まり、大きく分類して3種までの3種類の
換気方法があります。
その中の2種は一般住宅では縁がない換気方法なので割愛しますが
昨今は、やたら第1種を神のように崇める会社や、NET情報に流されて
1種換気以外の物を悪の様に考える方も増えてきています。
ご自分で判断できる簡単な事なので、換気についてはよく勉強する事を
お勧めします。
超ざっくりと説明すると
第一種の機械換気は、吸排気を機械で行います。
換気方法として、 換気量は機種ごとに違いますが
家それぞれの容積ごとに違う”1時間当たりに換気できる風量”
に応じた計画換気量を機械制御で行うという方式で
※(熱交換器)を通した換気という特徴が多くみられる換気方法です。
※(熱交換器)とは、屋外に排出される二酸化炭素濃度や汚れた
排気から熱のみを回収し、外気から新鮮な空気を室内に取り入れる
仕組みであり、その際に排気熱を取り入れることで、外の空気が
室内温度に近い形で給気される装置です。
メーカーの公表数値が出ておりますが、私の実体験や実証実験により
このような数値は当てにしてません。
車の燃費に近い物だとお考えください。
誤解の無いように伝えると、他の換気方法でも熱交換換気は可能です。
一方の第三種換気は、排気は機械で行い、給気は自然に任せるという
仕組みで単純明快で故障もメンテも少ない、昔ながらの換気方法です。
ダクト式換気を行えば更に、第三種換気のパフォーマンスを享受できる
とともに、室内の端々まで計画通り換気されます。
それぞれの換気方法を簡単に説明しましたが、メリットやデメリットも
それぞれ違います。
第一種換気を採用するに当たり簡単に言えば、まずは予算に余裕がある事。
そして、第一種換気を行う際は定期的な根気のあるメンテナンスが
必要であり、どちらかと言えばそのようなことが苦手な方だと、ダクト内や
フィルターが汚れて、あまり宜しくない空気を循環させてしまいますので
意味のない飾りに近い装置となってしまいます。
メンテ嫌いな方や、家では何もしたくない!という方には向いていません。
そんな私は、圧倒的に第三種換気をお勧めしています。
それは高気密住宅であれば、室内の端々の汚れた空気を計画通り
動かせることが可能であり、初期導入費用も比較的安価で
高気密住宅の恩恵を受けることが可能だからです。
もちろんショートサーキットと呼ばれる、換気経路の欠損には
十分に気を付けなくてはなりませんが、これは第一種換気も
同じことです。
高気密住宅を、断熱性能の一部であるかのような説明は嫌いです。
もちろん影響はあります。
但し、高気密の核をなすのは換気です。
換気経路をしっかり計画し、年数回のフィルター掃除を行い
排気される圧力で、自然に新鮮な空気を取り入れるという
単純明快な仕組みが大好きです。
だから第三種換気を基本的には進めています。
予算に余裕のある方ならもちろん第一種換気をお勧めします。
ですが、これは家族の属性にもより、余裕があるから選択する
というものでもなく、自分を知ったうえで選択するものです。
下記に、換気量の風量を測定している画像があります。
何度も同じことをブログを通じてお話ししていますが
どんな優れた装置も、実測無くして結果無し。
家族の夢であり、大切な一生ものの住まい
建てて終わりではありません。
長く続くこれからの生活を考えて本気になって考えましょう。
何もかも業者任せで大丈夫でしょうか?
せめて自分で判断できる知識と、業者に検証を求めるという
知識を付けて欲しいと思います。
これからますます、建築基準は厳しくなります。
その際に、現行基準を満たしてない住まいは過去の家。
来年4月からは4号特例の縮小という流れもあり
今建っているほとんどの住まいは、これに適合するかどうか
建築基準法ギリギリの設計で建てられた家は、もはや過去の住まい。
今後は弊社が建てている住まいの様に、全国全ての家に耐震性を
示す根拠を求められます。
普段から長期優良住宅を取得している弊社や大手ハウスメーカー
には何の障壁にも、コストアップにもなりませんが、それらを自社基準
のみで行ってきた会社だとどうでしょう?
今後、自社基準や仕様、相当といった曖昧な表現は通じません。
一歩ずつ私の望む住宅建築の形に近づいております。
お客様にとっては安心が1つ加速したイメージとなるかも
しれませんが、我々エンジニアとしては当たり前のことです。
当たり前を当たり前の世の中に。
そんな信頼で繋がる世の中になるといいですね^^
一生に一度の家づくり、本気になって高性能な注文住宅を考えませんか?
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