こんにちは。
スタジオダイワ代表、住性能マニアの長野です。

先日から、私は「地震に強い家」について続けて書いてきました。

熊本地震をきっかけに、
「耐震等級3だから安心、で本当にいいのか?」というところまで、私なりにお伝えしました。

今回は、そのもう一歩先の話をしたいと思います。

それは、

「地震に耐えた、その後の暮らしまで考えていますか?」

私が今回お伝えしたい結論は、とてもシンプルです。

災害に強い家とは、地震で壊れにくいだけの家ではありません。

家そのものの安全性を確保したうえで、停電や暑さ・寒さなど、災害後の暮らしまで考え、家族が安全であれば「自宅に住み続ける」という選択肢を持てる家。

私は、これからの家づくりには、そこまで考えることが必要だと思っています。

ということです。


家が壊れなければ、それで安心なのでしょうか?

家づくりを考えるとき、

「地震に強い家にしたい」

これは当然のことだと思います。

私もスタジオダイワの家づくりでは、耐震等級3を前提にしています。

では、耐震等級3なら、それだけで家族は安心して暮らせるのでしょうか。私は、そうは考えていません。

でも、私はそこで終わってほしくありません。

地震が起きた。

家は大きな被害を受けなかった。

では、その翌日から家族はどうやって暮らすのでしょうか。

電気は?

冷暖房は?

スマートフォンの充電は?

冷蔵庫の中の食品は?

小さなお子さんや高齢のご家族は?

夏の暑い時期だったら?

冬の寒い時期だったら?

ここまで考えて、初めて私は

「家族を守る家」

と言えるのではないかと思っています。


災害時に自宅に住み続けることはできるのか?「避難すること」だけが防災ではない

災害が起きれば、

「避難所へ行く」

という選択肢を考えると思います。

もちろん、危険な場所から避難することは非常に大切です。

しかし、もし自宅が安全な状態で、そこで生活を続けられるのであれば、

「避難しない」という選択肢が持てることも、防災ではないでしょうか。

避難生活では、普段とは違う環境で生活することになります。

暑さや寒さ。

睡眠環境。

プライバシー。

衛生面。

健康面

防犯面。

そして、長期化すれば心身への負担も大きくなります。

だから私は、

「災害が起きたら避難する家」ではなく、
「災害が起きても、安全であれば住み続けられる家」

という考え方も、これからの住宅には必要だと思っています。


停電したとき、太陽光発電は役に立つのか?災害時に「電気」が重要な理由

ここで私が重要だと考えているのが、

自分の家で電気をつくること。

つまり、太陽光発電などの「創エネ」です。

これは決して、

「電気代が安くなるから太陽光を載せましょう」

という話だけではありません。

災害時に停電したとき、停電時に使えるよう設計されたシステムであれば、

・エアコンを使う
・スマートフォンを充電する
・冷蔵庫を動かす
・必要な電化製品を使う

といった、普段の生活に近い環境を維持することができます。

理由は、太陽光発電=停電時に家中の電気が必ず使える、という誤解を避けるためです。

こうしたことができるだけでも、暮らしの安心感は大きく変わります。

さらに蓄電池などを組み合わせれば、発電した電気を必要な時間帯に活用するという考え方もできます。

スタジオダイワでも、ZEHやD-ZEH、S-ZEHなど、省エネルギーと創エネルギーを組み合わせた家づくりを大切にしています。


高性能住宅は災害時に何が違う?高断熱・高気密が家族を守る理由

ここで、スタジオダイワがなぜ断熱や気密にこだわるのか、という話につながります。

普段は、

「冬でも暖かい」

「夏でも涼しい」

「冷暖房費を抑えられる」

というメリットとして感じる住宅性能。

でも私は、

災害時にも、その性能が家族を守る力になる

と考えています。

設備に頼った機械的快適な家ではなく、物理的に家が高気密で高断熱であること。

それが、実際に災害が起きた際の暮らしの質を担保すると考えています。

もちろん、停電すればエアコンなどの設備を通常通り使えるわけではありません。

だからこそ、

「電気をつくる」

だけではなく、

「少ないエネルギーで快適な環境を維持しやすい家をつくる」

という考え方が重要になります。

断熱性能、気密性能、換気、窓、日射、パッシブデザイン。

これらを別々に考えるのではなく、家全体として考える。

それがスタジオダイワの家づくりです。

公式サイトでも、私たちは「意味のある高性能」「建築場所に合わせた家」「想定通りの実績値」を家づくりの特徴として掲げています。


FPの家はなぜ地震に強いのか?私がFPパネルを選ぶ理由

私はFPパネルというものを、とても気に入っています。

以前のブログでも、先程の記述でも少し書きましたが、

「断熱材なのに構造的に強い」

ここは誤解してほしくありません。

FPパネルを使えば、それだけで地震に強い家になるわけではありません。

耐震等級、構造計算、構造材、接合部、施工精度など、建物全体を考えて初めて「地震に強い家」になります。

そのうえで私は、断熱性能だけではなく、構造的な強さにも意味を持つFPパネルを採用することに価値があると考えています。

そんなところに、私は大きな意味と意義を感じています。

FPパネルは断熱性能だけを考えたものではありません。

スタジオダイワでは、FPパネルを含め、耐震等級3、構造計算、接合部、構造材、施工精度などを一つひとつ積み上げ、建物全体として考えています。

だから私はFPの家が好きなんです。

ですが、

「FPだから絶対に大丈夫」

というような単純なことを言いたいわけではありません。

そうではなく、

強い家をつくるために必要なものを一つひとつ考え、その中でFPパネルという選択をしている。

これが、私たちの考え方です。

全館空調、床下エアコン、第一種換気など、快適な暮らしを支える設備を否定するつもりはありません。

ただ、私がどうしても大切にしたいのは、設備を動かすことができない状況になったときにも、家そのものの性能が家族を守ってくれることです。

電気があれば快適。

電気がなければ、とたんに厳しい。

そうではなく、

まず家そのものが、高断熱・高気密である。

そのうえで必要な設備を組み合わせる。

私は、この順番が大切だと考えています。

そんな安心を1人でも多くの方に知ってもらいたいと本気で思っています。

「知ることは、守ること。」この言葉の意味にも直結しております。


家づくりは「完成した瞬間」がゴールではありません

家を建てるときは、

キッチンはどうしよう。

床は何色にしよう。

外観はどうしよう。

照明はどうしよう。

デザインはどうしよう。

家具は何を選ぼう。

もちろん、こういうことを考えるのは楽しいです。

私も、せっかく家を建てるなら、いっぱい楽しんでほしいと思っています。

でも、

家が完成した後には見えなくなる部分。

私はそこを一番大切にしたい。

壁の中。

床下。

屋根裏。

構造。

断熱。

気密。

換気。

こういうところです。

完成してしまえば、ほとんど見ることはありません。

だからこそ、

「見えないからこそ、ちゃんとやる。」

これが住宅会社の責任だと思っています。


「家族を守る」ということを、もっと広く考えたい

地震に強いこと。

これは当然です。

でも、それだけではありません。

災害が起きても、

家が安全なら家にいられる。

電気をつくることができる。

少ないエネルギーで室内環境を維持しやすい。

スマートフォンを充電できる。

冷蔵庫を動かせる。

家族がいつもの生活に近い状態を維持できる。

私は、こういうところまで含めて、

「家族を守る家」

だと思っています。

そして、これは災害のときだけの話ではありません。

普段の暮らしも快適になる。

光熱費のことも考えられる。

暑さや寒さのストレスも減らせる。

つまり、

防災のために考えた家づくりが、毎日の暮らしの質も高めてくれる。

私は、ここに高性能住宅の本当の価値があると思っています。


四国中央市・新居浜市・西条市・広島市で「災害に強い家」を考えている方へ

愛媛県四国中央市を拠点に、新居浜市、西条市など東予エリア、そして広島市安佐南区を中心に家づくりをしているスタジオダイワですが、私が地域のお客様にぜひ知っていただきたいことがあります。

これから家を建てようとされている方には、

「坪単価はいくらですか?」

「何坪の家ですか?」

「太陽光は何kWですか?」

「だいたいで良いので値段を教えて?」

だけではなく、

「その家で、家族は10年、20年、と住み続け、災害が起きたときにどう暮らすのか?」

というところまで、一度考えてみてほしいと思っています。

スタジオダイワは、性能の数字だけを並べて家を売りたい会社ではありません。

公式サイトにも書いている通り、私たちが大切にしているのは、性能と施工品質が重要であることの意味と、それを実際の施工で実現することです。


家を建てる前だからこそ、聞いてほしい

私はお世辞にも営業トークが上手な人間ではありません。

むしろ、人と話すことは今でも得意ではありません。

それでも、家づくりのことになると、どうしても話したくなってしまいます。

なぜなら、

家は建ててしまってからでは、簡単にやり直せないからです。

壁の中の断熱材を、

「やっぱり交換してください」

とは簡単にはできません。

構造もそうです。

気密もそうです。

断熱もそうです。

窓もそうです。

換気もそうです。

だから私は、

「建てる前に知ってほしい」

と思っています。

知らなかったから後悔する。

そんな家づくりをしてほしくない。

だから、私はブログを書いています。

安易にあそこは有名だから…最近よく見かけるから…SNSで人気だから…

ではなく、一生ものの1点ものを購入する訳なのですから、そこは本当に軽はずみで決断しないでほしい。

広告に書いてあることだけで判断せず、実際にどんな家を建て、どんな施工をしているのかまで確認してほしい。

知ることは、守ること。

守るために、できること。

これがスタジオダイワの家づくりです。

私がスタジオダイワで家づくりをするときに、いつも考えているのは、

「この家を自分の家族が建てるとしたら、私はどうするか?」

ということです。

お客様にとっては、一生に一度の大きな買い物です。

だからこそ、私たちが「売りたいもの」ではなく、その家族にとって本当に必要なものを提案したい。

これが、私がこの仕事を続けてきた中で変えたくない部分です。

もし今、

「地震に強い家を建てたい」

「災害時にも家族が安心して暮らせる家にしたい」

「太陽光や蓄電池は本当に必要なのか知りたい」

「FPの家って、実際には何が違うの?」

「高性能住宅って、結局どこを見ればいいの?」

もし、今あなたが「何を基準に住宅会社を選べばいいのか分からない」と感じているのであれば、契約をする前に一度、私と話してみてください。

スタジオダイワで建てるかどうかは、その後に考えていただければ結構です。

私は、まず「その家族にとって、どんな家が必要なのか」を一緒に整理することが大切だと思っています。

家を売るための話ではなく、

「あなたの家族にとって、本当に必要な家はどんな家なのか」

そこから一緒に考えたいと思っています。

よくある質問

Q. 災害時に自宅に住み続けることはできますか?

A. 自宅そのものの安全が確保されていることが大前提です。そのうえで、耐震性能だけでなく、停電時の電源確保や断熱・気密性能などまで考えることで、「安全なら自宅で生活を続ける」という選択肢を持つことができます。

Q. 太陽光発電があれば停電しても電気を使えますか?

A. システムや停電時の仕様によって異なります。災害時にも電気を使いたい場合は、太陽光発電を設置するだけでなく、停電時にどのように電力を使えるのかまで確認することが大切です。

Q. FPの家は地震に強いのですか?

A. FPパネルだけで住宅の耐震性が決まるわけではありません。耐震等級、構造計算、構造材、接合部、施工精度などを含め、建物全体として考えることが重要です。

Q. 高性能住宅は災害時にもメリットがありますか?

A. 私はあると考えています。災害時には電力などのインフラが制限される可能性があるため、断熱・気密性能が高く、少ないエネルギーで室内環境を維持しやすい家には意味があります。

それが、スタジオダイワの家づくりです。

「そもそも、なぜ私は耐震等級3だけでは十分ではないと考えているのか」

:「耐震等級3だから安心」で本当にいいのか?
熊本地震を経て、私が住宅会社選びで伝えたいこと

リンク先のブログも読んでもらえると幸いです。