こんにちは。
スタジオダイワ代表の住性能マニア長野です。

今回も、少し家づくりについて私が考えていることを書いてみたいと思います。

前回、そしてその前のブログでは、熊本地震をきっかけに、地震に強い家をつくることの大切さについて書きました。

地震はいつ起こるか分からない。

だからこそ、家族の命を守るために、住宅の耐震性能はもっともっと当たり前のものになってほしい。

そんな話をしました。

そして前回は、

「耐震等級3だから安心」で本当にいいのか?

というところまで踏み込んでみました。

今日は、そこからもう少し違うところに話を進めたいと思います。


高性能な家なら、それでいいのでしょうか?

私は住宅性能について、かなり細かいことまで考える人間だと思います。

断熱。

気密。

耐震。

構造計算。

UA値。

C値。

熱移動。

日射取得。

日射遮蔽。

換気。

そしてFPパネル。

こういう話を始めると、たぶん普通の人からすると、

「そこまで考えるの?」

と思われるくらい、細かいところまで気になります。

(笑)

でも、最近ふと思うことがあります。

「高性能な家を建てれば、それでお客様は幸せになれるのだろうか?」

ということです。


私は「違う」と思っています。

もちろん、性能は大切です。

むしろ私は、

性能を軽視した家づくりには反対です。

地震が来たときに家族を守る。

冬に寒くない。

夏に暑くない。

結露をできるだけ抑える。

光熱費を抑える。

家の中の温度差を小さくする。

呼吸は森林の中よりも安らげる。

長く安心して暮らせる。

こういうことは、家族の暮らしに直結します。

だから私は、住宅性能にこだわってきました。

でも、

性能は目的ではありません。

ここは、非常に大事なところだと思っています。


家は「性能を買うもの」ではない

お客様が家を建てる理由は、

「UA値0.3の家が欲しい」

ではないと思うんです。

もちろん、住宅に詳しい方なら、そういう数字から入ることもあるでしょう。

でも、本当はその先にあるものが欲しい。

例えば、

子どもが安心して走り回れる家。

冬の朝、布団から出るのがつらくない家。

家族みんなが暖かい場所に集まれる家。

地震が来ても、

「この家なら大丈夫」

と思える家。

電気代を気にしすぎずに暮らせる家。

歳をとっても暮らしやすい家。

そして、

家族が何十年も一緒に暮らしていける家。

本当に欲しいのは、こちらなんじゃないでしょうか。


だから私は「性能の話」をする

ここが少し矛盾しているように感じるかもしれません。

「性能は目的ではない」

と言いながら、

私たちは性能の話をたくさんします。

なぜか。

それは、

「安心して暮らす」という結果をつくるために、性能が必要だからです。

例えば、

「地震に強い家にしましょう」

と言うだけなら簡単です。

でも、

「どうして強いのですか?」

と聞かれたら、ちゃんと説明できなければいけない。

耐震等級3です。

だけでは終われない。

どういう構造なのか。

どういう考え方で設計しているのか。

どこに力がかかるのか。

施工はどうするのか。

そういうところまで考えて、初めて、

「家族を守る家」

という言葉に責任を持てると思っています。


私がFP工法に惹かれた理由も、そこにあります

FPパネルというと、

「高断熱のためのパネル」

というイメージを持たれる方が多いと思います。

もちろん、それは間違いではありません。

でも私がFP工法を良いと思っている理由は、それだけではありません。

断熱性能。

気密性能。

換気性能。

そして構造面での強さ。

一つの考え方の中に、いくつもの「家族を守るための要素」が組み込まれている。

そこに私は魅力を感じています。

もちろん、

「FPだから何でも大丈夫」

という話ではありません。

基礎も必要。

構造計算も必要。

設計も必要。

施工も必要。

現場管理も必要。

それを満たす施工が重要。

どれか一つだけ良くても駄目です。

全部がきちんと積み重なって、初めて一軒の家になる。

私はそう考えています。


でも、もう一つ大切なことがあります

ここからが、今日一番お伝えしたいことです。

私たちは住宅会社ですから、

「良い家を建てる」

ことが仕事です。

でも、

良い家を建てることと、良い家づくりをすることは、少し違う

と思っています。


お客様が不安なまま家を建ててはいけない

住宅会社に来られるお客様の中には、

「何から考えたらいいのか分からない」

という方がたくさんいます。

土地も分からない。

予算も分からない。

住宅ローンも分からない。

性能も分からない。

どこの会社がいいのかも分からない。

でも、

「失敗したくない」

という気持ちだけは、ものすごく強い。

私は、そこを大切にしたいと思っています。


「営業される」のが嫌だった

私自身、営業されるのがあまり好きではありません。

(笑)

だから、

「今月契約していただければ……」

「キャンペーン中なので……」

「他社さんより今なら……」

というような話をされると、正直、少し引いてしまいます。

お客様も同じなんじゃないかなと思っています。

家は、今日決めて明日買うようなものではありません。

家族の人生を左右する大きな買い物です。

だからこそ、

急がせるより、考えてもらう。

私はその方がいいと思っています。


私たちが「知ること」を大切にする理由

スタジオダイワのホームページには、

「知ることは、守ること。」

という言葉があります。

これは、単なるキャッチコピーではありません。

知らなければ、

比較できません。

判断できません。

そして、

後から「知らなかった」と後悔することになります。

だから、

耐震について知ってほしい。

断熱について知ってほしい。

気密について知ってほしい。

換気について知ってほしい。

お金についても知ってほしい。

土地についても知ってほしい。

そして、

「自分たちに本当に必要な家は何なのか」

を知ってほしい。

そのうえで、

スタジオダイワを選んでいただけるなら、

私はそれが一番嬉しいです。


他社さんと比べてください

私は、これを本気で思っています。

スタジオダイワだけを見て決める必要はありません。

他の住宅会社さんも見てください。

話を聞いてください。

性能を比較してください。

価格も比較してください。

担当者とも話してください。

そして、

「なぜこの家なのか?」

を聞いてください。

そこで、

「スタジオダイワの考え方が一番自分たちに合っている」

と思っていただけたら、それでいい。

逆に、

「他社さんの方が自分たちには合っている」

のであれば、それも一つの正解です。


それでも、私は負けたくない

ここは正直に書きます。

私は、

スタジオダイワが一番良い家をつくっていると思っています。

だから、

負けたくありません。

(笑)

でも、最近は少し考え方が変わってきました。

「他社より良いものを作っているのに、なぜ選ばれないんだ」

と悩んでいた時期があります。

でも、それだけでは駄目なんですよね。

良いものを作っていることと、その良さがお客様に伝わっていることは別の話です。

これは、私自身がもっと勉強しなければいけないところだと思っています。


だから、もっと伝えようと思います

これからも私は、

住宅性能のことを書きます。

耐震のことを書きます。

FP工法のことを書きます。

現場のことを書きます。

時には失敗したことも書くかもしれません。

そして、

お客様との出来事も書きたいと思っています。

なぜなら、

家づくりの答えは、カタログの中だけにあるわけではない

と思っているからです。


「この人に相談してみたい」と思ってもらえる会社へ

私は、営業が得意な人間ではありません。

人と話すことも、正直あまり得意ではありません。

だからこそ、

このブログでは、

営業マンとしてではなく、

一人の家づくりをしている人間として

自分の考えを書いていきたいと思っています。

「この人、ちょっと細かいな」

と思われるかもしれません。

「そこまで考えるの?」

と思われるかもしれません。

でも、

家族の命と暮らしを預かる仕事です。

私は、

「まあ、これくらいでいいか」

とはしたくないんです。


最後に

高性能な家を建てる。

地震に強い家を建てる。

暖かい家を建てる。

もちろん大切です。

でも、その先にある、

「家族が安心して暮らせる」

ということ。

そして、

「この家を建てて良かった」

と何年経っても思っていただけること。

私は、そこまで含めて家づくりだと思っています。

だからこれからも、

「家族を守る」ということを、

しつこいくらい考えていきたいと思います。

そして、

家を建てようと思ったときに、

「ちょっとスタジオダイワに聞いてみようか」

と思っていただける会社になりたい。

契約を急かす会社ではなく、

相談したくなる会社。

建てる前より、

建てた後の方が好きになってもらえる会社。

それが、私がこれから作っていきたいスタジオダイワです。

今回も長くなってしまいました。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

また次回、私が日々の家づくりの中で感じていることを書きたいと思います。